フォーマットは大きく三つに分かれる
上映フォーマットの違いは、たいてい画面の大きさと比率、音の配置、座席の動きから生まれます。大画面を強調するもの、音を立体的に配置するもの、座席と特殊効果を加えるものに分けて考えると選びやすくなります。何を重視するかによって答えが変わります。 また、すべての映画を特別仕様のスクリーンで見る必要はありません。台詞と人物が中心の映画は通常のスクリーンや家で見ても失うものが少ないので、画面の規模が重要な映画に予算を集中させるほうが、同じお金で得られる満足は大きくなります。
- 大画面: 画面が大きく、画面比が広がる
- 立体音響: 音の位置と高さが分離される
- 体感型: 座席が動き、水や風などが加わる
- 通常スクリーン: ほとんどの映画には十分よい
撮影フォーマットを確認すると判断しやすい
特定の大型フォーマットは、それに合わせて撮影された映画でのみ画面がより広く開きます。そうでない映画なら、画面の大きさが増えるだけで見える範囲は同じです。追加料金を惜しくなくするには、その映画がそのフォーマットで撮影または仕上げられたかを確認するのが最も確実な基準です。 配給会社や映画館の案内ページに、その方式向けの画面比率が別に記されていることが多いので、予約前に一度探してみれば十分です。
座席はフォーマットと同じくらい重要
画面が大きくなるほど、前の席では視野に収まりきらず首を動かし続けることになります。一般に劇場全体の3分の2ほど後ろ、中央の列が無難です。良いフォーマットの悪い席より、通常スクリーンの良い席の方がよいことも珍しくありません。 音も座席によって聞こえ方が変わり、中央の列に近いほど左右のバランスが合うように調整されていることが多いです。
体感型の上映が合う映画
座席が動くフォーマットはアクションや追跡の多い映画で効果が大きく、台詞中心の映画ではかえって没入を妨げます。同じ金額を払うなら、どんなジャンルかを先に考える方がよいでしょう。乗り物酔いのように感じる人もいるので、初めてなら短い映画で試す方が安全です。 乗り物酔いしやすい人、腰や首に不安がある人、妊娠中の人は座席が動く上映を避けるほうが安全で、映画館ごとに利用制限の基準を設けていることもあります。
同じ名前でも店舗ごとに違う
同じフォーマット名を使っていても、劇場の実際の画面の大きさと音響設備は店舗ごとに差があります。価格が同じでも体験が違うことがあるので、鑑賞の前にその店舗の劇場情報を確認すれば失望が減ります。 古いスクリーンと新しく作られたスクリーンの差も大きいことがあるので、劇場単位で鑑賞の感想を探してみると役に立ちます。
追加料金が惜しくない場合
特別仕様の上映は通常より料金が高いので、次の条件にいくつも当てはまるときに選ぶほうが満足度は高くなります。ひとつも当てはまらないなら、通常のスクリーンの良い席のほうがよい選択である可能性が高いでしょう。
- その方式に合わせて撮影、または仕上げ作業がされた映画である
- 広い風景、宇宙、大規模なアクションなど画面の規模が重要な場面が多い
- 音楽と効果音が演出の中心にある映画である
- 初めて見る映画で、劇場でもう一度見る予定がない
- そのスクリーンで望む位置の席を確保できる
立体上映を選ぶとき
立体上映は眼鏡をかけるぶん画面が少し暗く感じられ、長く見ると目が疲れたり、めまいを感じたりする人もいます。最初から立体効果を前提に作られた映画でなければ、効果はわずかなこともあります。視力矯正用の眼鏡をかけている人は、その上に重ねてかけるのが不便な場合があるので、短い作品でまず試してみるのがよいでしょう。目の疲れや頭痛が長引くなら鑑賞をやめて休むことが先決で、症状が続くようなら専門家に相談してください。
予約前に確かめる順番
いざ予約画面に入ると、時間と座席に追われて方式を適当に選んでしまいがちです。次の順番を決めておくと判断が早くなり、高いチケットを買ってから後悔することが減ります。
- 映画の撮影・上映方式の情報を確かめる
- その劇場のスクリーンの大きさと座席配置を確かめる
- 望む位置の席が残っているかを見る
- 体感型なら、ジャンルと上映時間が合っているかを考える
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